
都心なら求人豊富、個人の独立開業者が圧倒的に多し
マンション管理士試験合格後どのように働くか、受験生である皆さんは具体的にイメージされているでしょうか?
資格取得をしたって、すぐには仕事に活かさない方もいるかもしれません。
一方で、「マンション管理士として求人さえあれば転職しても良いかな」という方も少なくないでしょう。
いずれにせよ、試験合格を目指す段階から、資格取得後の道を想定しておく方が何かとスムーズだと思います。

【マンション管理士の求人は常に一定数あり。ただし絶対数はさほど多くない】
マンション管理士の求人は、年間を通じていくつか見つけることができます。
ただし、
「純粋なマンション管理士業務のみに的を絞った求人数は少ない(関連業務・分野まで視野を広げれば選択肢が広がる)」
「地方にいくとさほど求人がない」
等、実際に職探しを始めてみると思う様に進まない状況に直面するかもしれません。
マンション管理士としてどこかに就職したいなら、早いうちから情報収集に努めておくことです。
どのような媒体でマンション管理士の求人が多く扱われているか、どんな企業から募集があるのか、地域的な問題はどうか等、実際に動く際の準備にもなると思います。
【良い求人がなければ「独立開業」の選択肢も】
試験合格後、さほど良い条件の求人に恵まれなければ、「自分自身でビジネスをする」ことを検討しても良いかもしれません。
実際、マンション管理士登録者の大半は個人の独立開業者。
最も多いのは管理会社や不動産関連会社での経験をもとに開業するケースですが、もちろん全く畑違いの業種からのチャレンジも見受けられます。
前職が関連業務であるにせよないにせよ、独立開業となれば皆、一からのスタートであることに変わりはありません。
業界での実務経験以上に、営業スキルや個々のスキル等が活きる世界であると言えますから、そういった意味では誰にでもチャンスがあります。
いくらマンション管理士として働きたいと願っても、条件の合わない求人に妥協するのは得策ではありません。
独立開業といった挑戦をも十分視野に入れながら、改めてキャリア形成について検討してみても良いのではないでしょうか。